目次
- メタバースで交流できる空間をつくろう
- 推しキャラを現実世界に召喚しよう
- ARスタンプラリー&謎解きをつくろう
- ARマーカーの上に3Dを表示させよう
- VR(バーチャル・リアリティ)に対応しよう
- バーチャルツアーで案内アプリをつくろう
メタバースで交流できる空間をつくろう
このチュートリアルでは自分で仮想空間をつくってその上で
他のプレイヤーと好きなアバターで交流できるサイトをつくってみます。
応用できる用途としては
展示会・交流会・TRPG・3D脱出ゲーム など 幅広いジャンルで活用できるでしょう。
基本的な操作方法は省略しますので、まだ基本チュートリアルを完了していない人は先にそちらを完了させてください。
最初の準備としてプロジェクト設定から
プロジェクトタイプが「メタバース(FPSゲーム)」が選択されていることを確認してください。
3D空間をつくる
まず、交流するための空間を3Dクラフト機能でつくってみます。
特に制限はありませんので、自由に空間を構築してください。
今回は例として、四方をかべに囲まれた空間で1軒の小屋を建ててみました。
この小屋の扉に入ると別のシーン「家の中」へ移動して相互に行き来ができる仕組みになっています。
デフォルトシーン
家の中のシーン
空間が完成したら、RaptexHubにアップロードしてみましょう。
右上から「エクスポート」-「RaptexHub用ファイル」を選択してファイルを出力します。
今回は「sample.raptex」というファイルで保存しておきました。
続いて、RaptexHubの管理画面へ移動してください。
作品を登録後、Raptexファイルを選択してアップロードします。
成功すると各種設定画面が表示されているのが確認できます。
この時点では、まだインターネットに公開されていません。
自分(開発者)だけがアクセスできる状態です。
早速、公開URLをコピーしてブラウザでアクセスしてみてください。
起動する(シングルプレイ)をクリックすると、3D空間が起動して自由に歩けるようになっていますね。
あとは、設定の「公開設定」で「オープン」を設定すると誰でもアクセスできるようになります。
また、公開設定で「シークレット」を選択するとURLを知っている人のみアクセスできるようになります。
まずは十分にテストして動作に問題がないことを確認してから公開しましょう。
アバターを通した交流の必要がない場合、
例えば1人用の展示会やゲームの場合はここまででOKです。
メタバース(マルチプレイ対応)
他の人と好きなアバターで交流できるようにする場合も簡単です。
メタバース設定の「アバター・コミュニケーション機能」を
「有効(マルチプレイ)」に変更して更新してください。
先程と同様にアクセスすると、今度は最初にアバター選択のポップアップが表示されます。
あとは、好きなアバターを選択して入室するだけです。
一人だとわかりにくいのですが、他の人にURLを教えて入室してもらいましょう。
他の人とチャットして、リアルタイムに交流できれば成功です。
マルチプレイ時の機能について簡単に説明します。
①:ログ機能 会話の履歴を追いながら会話できます。参加者は一定距離にいる人のみ表示されるようになっています。
②:主観モードと立ち絵モードを切り替え
③:退出
④:各種設定 BGMやサウンドの音量やフレームレートの調整ができます。
⑤:写真を撮る
⑥:話す(チャットを送る)
⑦:拍手 軽率にリスペクトを送ることができます。
自分のアバター画像を用意する
先程はデフォルトで用意されている立ち絵を利用しましたが
もちろん、自分で好きな画像で仮想空間を歩くこともできます。
まずは、RaptexHubにログインしている必要があります。
ログインしたら左メニューの「アバター設定」をクリックします。
アバターの名前と画像を登録します。
画像は透過済みのpng形式が推奨です。
アバター画像はいくつでも登録しておくことができます。
入室時に選択することができます。
それでは、もう一度入室してみましょう。
先程追加したアバターが選択できるようになっていれば成功です。
プライベートな仮想空間をつくる
例えば、知り合い同士だけで仮想空間を歩きたいといったこともあるでしょう。
その場合、開発者が許可しておく必要があります。
作品管理の「専用の仮想空間でプレイできる機能」を「有効」にします。
更新後、作品ページにアクセスしてください。
いままでの入室ボタンに加えて「専用ルームのURLをつくる」が表示されています。
クリック後に表示される画面のURLを知り合いに送付することで、
その人たちだけで仮想空間を散策することができます。
まとめ
いかがでしょう。自分でつくった仮想空間でリアルタイムに交流するアプリが簡単につくれました。
もちろん、イベントスクリプトも活用できるのでストーリーやゲーム要素をからめた新しいアプリもつくれるでしょう。